『OSSライセンスを正しく理解するための本』をパーソナルAI化

首記の拙著は、OSSライセンスを著作権法を軸に論理的に理解しようとする方には、好評を得ているかと自負しておりますが、ネット上の情報を鵜呑みをしている一部の方には不評のようです。論理的に理解いただこうとすると、多段階の理解をすることが必要で、それが少なくない方の理解の障壁になっているようです。

多段階の理解が必要なOSSライセンス

加えて、一度、拙著を読み通して理解しても、繰り返し見返してでもいなければ、人はすぐに忘れるものです。巻末の索引だけでは探しにくいこともあるでしょう。

 そこで、今回、Google NotebookLMに拙著をソースとして読み込ませ、パーソナルAI化する方法をご紹介します。無料でGoogleアカウントを持っている人も多いでしょう。NotebookLMも無料の「NotebookLMを試す」で充分にパーソナルAIが実現でき、必要な情報をチャットで答えてくれるようにできます。

1. NotebookLMでLLMを作る

 NotebookLMに拙著をソースとして読み込ませるだけですが、一つ一つ手順を紹介します。

1-1. NotebookLMを試す

 https://notebooklm.google/?hl=ja にアクセスして「NotebookLMを試す」とポチッとします。

NotebookLMのtop画面


なお、このお試しでも以下のようにソース数が少ないとかだけで普通に使えるようです。

NotebookLMのプラン

1-2. NotebookLMにようこそ

ポチッとすると、この画面になります。
ここに、

お客様のデータは保護されており、お客様の許可なくNotebookLMのトレーニングに使用されることはありません。

と書いてありますので、ソースで読み込ませた情報が公開されて、著作権侵害する心配は無いところが、公の生成AIと違うところのようです。

NotebookLMへようこそ

1-3. ソースを読み込む

 ソースとするのは拙著のPDF版を使います。他の形式が読み込めるかは未確認です。拙著のPDF版は、C&R研究所サイトからもリンクがある本の森.JPから購入できます。紙の書籍より一割ほど安くなっています。

本の森.JP

ダウンロードしたPDFをNotebookLMで読み込みます。

NotebookLMにPDFファイルをアップロード

 数分で読み込むとチャットが可能な状態になります。

チャットが可能に

2. チャットを使ってみる

 入力候補に挙がっている「OSSライセンスと著作権にはどのような関係がありますか?」を選択してみると、以下のような答えが返ってきます。

答え後半

 文中の脚注には、ソースの出典元の文章を参照することができます。

脚注に情報元を表示

3. 使ってみてください

 タイトルが日本語ではなく、「A Guide to Proper OSS License Understanding」とわざわざ英訳されていたり、動画解説を作製してみると、背景のイラスト中の漢字が中国語だったりとお試し版だからかもしれませんが気になるところがいろいろありますが、チャット機能をパーソナルなQ&Aして使うにはなかなか役立ちそうです。

解説動画

 なお、内容を公開すると、拙著の内容と体得できるような場合は、著作権侵害に当たる可能性が出てきますので、あくまで、パーソナルAIとしてご活用くださいませ。本記事のようなパーソナルAIの作成方法をご紹介することは、出版契約上も問題ないことを出版社に確認しております。

2026.2.24 姉崎章博